ほんとうの環境問題

ほんとうの環境問題



読み終わった感想です。

結局、環境問題は科学的のようでいて科学的ではなくて、完全に政治的な話になってしまっている。

京都議定書について)

ほんとうに化石燃料由来のCO2を減らすつもりがあるなら、排出量の枠決めなんて瑣末なことではなく、化石燃料そのものの採掘量制限をする以外にない。それをやらないのは、それでは排出権トレードで金儲けできないからだ。

主に上記二点に集約されるのではないかという内容。
なんとなくウヤムヤだったことがちょっとハッキリしてスッキリした感じ。
いろんなところに批判的なところがいいですね(笑)

物事の本質に基づいて物事が進んでいかない現状。
全編に漂うのは、日本の政治のアホさ加減。
それをスッキリと記載しているので、ストレス解消に役立つかも(笑)

著者たち、というか養老さんの論が若干偏っているよな印象があり年齢をちょっと感じてしまいましたね。
この本の内容が必ずしもすべて正しいとは限りませんが、何も考えずに「エコエコ」騒いでいる人がいたら一読してみたほうがいいかもしれません。

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